丹沢探訪(仮)

丹沢のマイナールートを歩いた際にアップします。

甲相国境尾根縦走

2024年1月3日〜4日

 

丹沢山地の西端に向け歩きました。

甲相国境尾根。神奈川県と山梨県の境界尾根になります。山深く交通機関アクセスは非常に困難で西丹沢から山中湖まで歩ききるのが一番良いアプローチになります。(車を使えば道志側、丹沢湖側から個々の山にアプローチ可能です。)

今回は西丹沢から山中湖まで避難小屋を使い横断してきました。

畦ヶ丸より以西は初めて歩く区間になります。

今回の行程は一泊出来るのでビジターセンターから畦ヶ丸では無く、少し時間かかる箒杉からマイナールートで峰山と言うピークを経て前権現山(箒沢権現山)から畦ヶ丸に登り、1日目の宿、菰釣山避難小屋を目指します。

1.アプローチ。西丹沢の箒杉から菰釣山避難小屋へ。

9:30 FujiQモビリティで新松田駅から箒杉まで来ました。三ヶ日は始発が8:25でした。

また似たようなバス停名があるので注意が必要です。

 

中川の箒杉

9:52 準備をして歩きはじめます。箒杉のところに小さな神社があったので一礼して登山開始。

このルートは守屋地図の西丹沢詳細地図に記載がある峰山ルートと言うマイナールートです。

仕事道らしく暫く電線沿いに登ります。

10:22 樹林帯を淡々と登り続けると峰山に到着しました。山頂標なども無い静かなピークです。

峰山から細尾根、根張木、ザレ場が出てくるので足元注意です。

11:27 前権現山(箒沢権現山)に到着しました。土管ベンチが印象的で南側が大きく開けてます

11:39 畦ヶ丸方面に向かいます。踏み跡が薄い箇所があるので尾根を間違えないように注意が必要です。

畦ヶ丸までは急坂です。尾根はわかりやすいので登りでは迷う事はあまり無いと思います。

13:01 畦ヶ丸山に到着です。かなり疲れましたので少し休憩。ここから先は東海自然歩道なのでだいぶ歩き易くなります。

13:29 モロクボ沢ノ頭。

14:00 大界木山に着きました。アップダウンが結構激しく楽な道では無いです…

日帰りだと健脚ルートですね。

 

14:27 城ヶ尾峠を経て城ヶ尾山に到着。

14:47 中ノ丸に到着。

15:17 ブナ沢ノ頭。小刻みな地味ピーク。非常に疲れます。

丹沢らしい木道整備も進んでますがこの道非常に静かです。誰も居ません、正月早々ここ歩く人はいないのか…

15:38 菰釣山避難小屋、本日の宿に到着です。小屋の中は綺麗ですが雨が降ってきた事もあり夜間は非常に怖かったです。広い暗い空間が凄く怖い、外でなんかガサガサ動いている音したし。

焼きそばを食べ、ウィスキーを飲んでさっさと寝る事にします。

2.避難小屋を早出し菰釣山を目指す。

6:00 5:40に小屋を出て明ける前に山頂到着です。今回の山行で一番高いピークになります。夜の雨が山頂付近ではみぞれだったらしく薄ら白くなってました。

山頂からは富士山、これから歩く国境尾根が一望出来ます。山中湖も見えますがまだまだ遠い。

3.国境尾根後半。怒涛の地味ピークは止まらない。

日の出のゴールデンタイムの山を歩く、これが最近の醍醐味になりつつあります。

染まる富士山。

6:46 ブナノ丸

7:08 油沢ノ頭

7:41 縦ノ木沢ノ頭を経て、西沢ノ頭に到着。ここにきてアップダウン激しいギザギザの尾根。

8:10 石保土山。

8:26 要所小屋ノ頭。後半怒涛のピーク、日帰りだとさらに辛そう。日帰り装備でスピードハイクなら最近は泊まり装備でゆっくり登る方が良くなってきました。

8:39 縦走路から外れた大棚ノ頭。寄ってもあまり良い事ないです。

9:12 いよいよ最後のピークの高指山が近くなってきた。富士岬平到着。ここからも富士山が素晴らしい。

9:36 高指山到着。残念ながら富士山には雲が付いてしまいました。

別荘地の脇を下り平野へ。ここまで来るとかなり賑やかになります。ここからバスに乗るため旭日丘まで40分程度ロードを歩く必要があります。

11:05 旭日丘に到着。かなり遅れたバスに乗り、御殿場駅より家路に着きました。

 

静かな地味な尾根ですがかなり歩きごたえがある道でした。ブナの原生林が多く残る山奥ですので新緑、紅葉時期も良さそう。5月くらい日の長い日であれば日帰りも出来そうです。