丹沢探訪(仮)

丹沢のマイナールートを歩いた際にアップします。

丹沢三峰から塔ノ岳西尾根を下り鍋割山北尾根へ12/05〜06

丹沢三峰

2023/12/05〜06

丹沢山宮ヶ瀬湖から三峰を経て登る山頂まで10.0km超えのロングルート

主脈と違い静かな山登りが出来ます。

今回はみやま山荘に初めて泊まります、大倉から登ってくる仲間達と合流する予定

ヒルが活動的な時期には近づきたくない登山口から初冬に登った2日間の記録です

宮ヶ瀬湖から三峰へそして丹沢山

バスを乗り間違え登山口からだいぶ離れた場所で下車…折角なので宮ヶ瀬ダム見ていく。

9時00分 ようやく登山口に到着。

登山口にはヒル退治用の塩水が設置されてました。靴紐を締めて登山開始。

あいにくの空模様ですが紅葉まだ楽しめました。

9時24分 宮ヶ瀬から1km、丹沢山まで10km 地点 だいぶ心折る標識

10時08分 ややなだらかな登山道を進み高畑山到着。広場になっているピーク。この山頂は巻いていく事も出来ますがお初なので寄りました。

10時26分 金冷シ付近、この先のピークを巻いて進むといよいよ急登が始まります。

11時35分 本間ノ頭(東峰)に到着。展望もあまり無い静かなピークです。尾根の分岐として重要な所でもあり、本間ノ頭尾根から本間橋、南東尾根から塩水橋、栂立尾根から宮ヶ瀬(バリルート)とルートが幾つか有り。いずれも歩いた事の無いルートですがいつか歩きたいと思う。シロヤシオトウゴクミツバツツジが咲く頃は華やかな山頂になりそう

11時44分 無名ノ頭 四ツ峰だと語呂が悪いから入れてもらえなかった?無名ノ頭と言う無名じゃないピーク

11時59分 円山木ノ頭(中峰) 弁天尾根を辿ると弁天杉と名のついた杉があるとの事

 

12時17分 太礼ノ頭(西峰) 三峰最期の西峰に到着。これと言った特長の無いピーク…

12時29分 瀬戸沢ノ頭 山頂標も無いピーク。地図上には瀬戸沢ノ頭と記載あり。丹沢山まであと1km

あとは木道を歩き丹沢山を目指す

塩水橋に出る分岐。堂平か天王寺峠から本谷川を経由。

13時00分 丹沢山到着。風が強く寒い、山頂で大倉から登ってくる仲間達を待つ。

曇り空だけど富士山はみえた。暫くすると仲間達が到着。

展望の蛭ヶ岳山荘、手軽な尊仏山荘、食事のみやま山荘とどっかで聞いたような。確かにみやま山荘の夕飯は豪華で美味しいです!それぞれ良い山荘ですので全ておすすめします。

後のレポで尊仏山荘にも泊まりました。

次は青ヶ岳山荘に泊まりたいなー

夕方から残念ながら雨が降り夜景はイマイチでしたが合流した仲間達と山の話を肴に楽しく飲めました!

続く

 

 

 

蛭ヶ岳南稜 11/20〜21 蛭ヶ岳山荘泊 day2

前回の続き

2023/11/20〜21

day2

※注意 今回のルートは2024年4月現在通行禁止区間を含みます。通行禁止区間でのあらゆる事故は全て自己責任になります。

1.蛭ヶ岳山荘から臼ヶ岳を経てユーシンロッヂに下山

蛭ヶ岳山荘に無事到着しのんびりくつろぎ就寝。

早朝に起き夜景撮影に。

東方面、関東平野一望

西方面富士山

蛭ヶ岳山荘

…やがて夜が明ける

6時32分 出発

山頂から日の出を堪能して、ゼリーなど簡単な食事を済ませて出発。

西側の主稜線から臼ヶ岳を目指します。

急な階段、鎖場を下りミカゲ沢ノ頭〜臼ヶ岳手前のベンチで小休憩。主稜線を外れ臼ヶ岳山頂手前の崩落地から主脈を一望できるのですがガスが覆ってきてしまいました…

7時34分 臼ヶ岳発朝日向尾根へ

ここからまた不明瞭な急坂の尾根を下ります、序盤下りる尾根筋を間違え無いよう地図で確認しながら下りました。

静かな尾根をひたすら下る

8時01分 水晶平

紅葉の最盛は過ぎてましたが静かな良い雰囲気の平坦地

支尾根と分かれる箇所は間違え無いように注意。標式は当然無く、テープはかなり少ないです。

9時00分 ユーシンロッヂに到着。

玄倉林道は割愛

2.玄倉林道バス停からおまけの大野山

 

10時36分 ゲートに到着。

西丹沢県民の森との分岐。いつかこちらから東沢乗越、遺言棚に行ってみたい。

11時23分 当初のゴールの玄倉BSに到着したけどバスが3時間後…

13時24分

仕方なく大野山を登り谷峨駅に下る事に…

14時33分 谷峨駅着。おまけと呼ぶには丹沢湖から大野山越えは結構キツく長くなりましたが無事到着。

14時38分の電車にギリギリ間に合い帰路につきました。

 

 

 

 

 

 

蛭が岳南陵 2023/11/20〜21蛭ヶ岳山荘泊

神奈川県の蛭ヶ岳(ひるがたけ)標高1,672mの丹沢山塊の最高峰、神奈川県の最高地点の山。

山頂からの景観は素晴らしく富士山をはじめ大パノラマの展望が広がる山です。

ほぼ山塊の中心に位置するこの山は簡単には山頂に立てない奥深い山です。

一般的には南は大倉、北は青根、焼山登山口から登る方が多く大倉からだと往復で20㎞オーバー累積標高2,000ⅿ以上、青根からでも15㎞オーバー累積標高1,500ⅿ以上と危険個所は少ないものの体力度は非常に高い山となります。

2023/11/20〜21

今回はその蛭ヶ岳の山頂にある山荘に泊まりマイナールートで歩いてきた記録です。

蛭ヶ岳南稜

なんと心が揺さぶられる呼び方か・・・

蛭ヶ岳には何度か登っておりますがこのコースを知ったのは私の利用している登山アプリ『YAMAP』のフォロワーさんのレポからです。

いわゆる南尾根なのですが主脈と違い時には壁のような道なき道を登り詰めていくスリリングで非常に達成感の高いバリエーションルートです。

元々は登山道があったらしいのですが現在は東丹沢詳細地図でも廃道扱い。山と高原の地図には道もありません。

アプローチも結構大変でまずは熊木沢出合に出るのにユーシンか鍋割山を越えてくるか、塔ノ岳の西尾根を利用し尊仏ノ土平に出ないといけません。

鍋割山~鍋割沢~熊木沢、塔ノ岳~尊仏ノ土平~熊木沢は途中の登山道が大崩落をしている(その影響でこの付近の登山道が立ち入り禁止)ので今回は寄~檜岳~雨山峠~ユーシン~熊木沢出合を目指すルートにしました。(このルートも立ち入り禁止区間含みますが大きな崩落個所は無く先述したユーシン~熊木沢間の大崩落による通行止。立ち入り禁止箇所ではあるので歩く際は自己責任で)

1.新松田駅より寄行きのバスに乗り寄BSより歩き始め寄大橋を渡り檜岳山稜を越え玄倉林道へ

7時32分 寄バス停

小田急新松田駅よりバスで寄にきました。

このバスは休日より平日のほうが始発の時間がだいぶ早いです。

バス停の近くの自販機・トイレがあります。バス停より川沿いを北に舗装路をしばらく歩きます。

やがて赤く立派な橋が見えてきます・・・寄大橋です。

橋を渡った付近に数台の駐車スペースがあります。

周遊歩道を経て、作業経路より檜岳を目指します。東丹沢詳細地図には檜岳南東尾根との記載あり、バリルートですが踏み跡は明瞭。

作業経路(行き止まり)方向に登ると南東尾根

結構な急坂に息を切らして登ります。秋晴れに紅葉が映えます。写真を撮りつつゆっくり登る。

9時13分

やがて勾配もなだらかになり檜岳(1,167m)に到着。木々に囲まれた静かなピークです。

9時36分

檜岳山稜を北に進み雨山に到着。明るく静かな雰囲気良い稜線です。

9時54分

雨山より大きく下り雨山峠に到着。ベンチが有りますので少し休憩を取りました。

この峠から西にユーシン、北に鍋割山稜、東に寄大橋へ行けます。本日はユーシンを目指して西へ向かいます。

玄倉林道に出ました。ここから林道を歩いて熊木沢出合まで行きます。この先で工事を行なっていた為邪魔にならないように沢に迂回しました。

かつてはユーシンロッヂ、果ては蛭ヶ岳南陵取り付きまで車が入れたらしい、今は崩落が激しく徒歩でも気を付けなければなりません。

2.熊木沢出合より赤バンを目指す

11時22分

ちょっとした道間違えを経て(ユーシンロッヂに行ってしまった)熊木沢出合に到着。目の前の梯子を登り堰堤を越えます。

比較的歩きやすい所を探しながら熊木沢を詰めて行きます。

『警笛ならせ』の標識。久しぶりに見た気がする。

前に見た情報では流木を足掛かりに堰堤を越えられた様ですが無くなってました。

さてどうしたものかと周りを見ると左岸側に道が有りました。

秋の穏やかな快晴の中、沢を右へ左へ渡りながら歩き続けます。

正面に蛭ヶ岳

歩き難い沢沿いの道、左手の凹みから林道に出ました。

暫く舗装路を歩けました

12時33分

赤バンが見えてきました!熊木沢出合から1時間ちょいかかりました。

3.屈指の急登蛭ヶ岳南陵から蛭ヶ岳

12時40分

小休憩をしカメラをバックパックにしまって、ヘルメットを被りいよいよ南陵へ取り付きます。

右の尾根に乗っかりとんでもない斜度の尾根を登る、獣道が多数あるが巻く事はせずに直登します

少ないながらテープ有り

急登ゆえドンドン標高が上がります

棘の薮に注意!夏でも長袖長ズボン推奨

テラスより歩いてきた熊木沢を見る

西丹沢越に富士山!

山頂が見えてきました!

14時36分

山頂に到着。スリリングな尾根でしたが達成感が半端ないです!!

本日は小屋泊なので山頂からの夕焼けを堪能

1泊1食付きで7,000円でした。要予約です。

http://kitatan.com/hirutop.html

 

続く